睡眠時間と糖尿病発症リスク
2012年2月10日|栄養管理士コラム
皆様の睡眠時間はどれくらいでしょうか?睡眠不足と感じることなく、また質の良い睡眠(ぐっすりよく眠れる)がとれていらっしゃいますか。今回は、糖尿病専門国際誌(Diabetes Care. 2012;35(2):313-318)に掲載された、睡眠時間と糖尿病発症リスクとの関連について検討した日本の研究をご紹介いたします。
この研究では、2003年度(2003年4月~2004年3月)に糖尿病ではない35-55歳の男女3,570人を対象に、睡眠時間や睡眠の満足度(睡眠の質)について調査しました。その結果、2007年度までの4年間に121人が糖尿病を発症、そのうち糖尿病家族歴がない(親や兄弟に糖尿病患者がいない)人において、睡眠時間が5時間以下の人は7時間を超える(>7時間)人と比べ、糖尿病発症リスクが5.37倍高いことが明らかとなりました。さらに、睡眠不足を感じている人は感じていない人より6.76倍、「夜中に目が覚めることが深刻な問題である」と答えた人は、そうでない人より5.03倍、それぞれ発症リスクが高いことがわかりました。
忙しくストレスフルな毎日を送っているであろう多くの現代人にとって、7時間超えの良質な睡眠を確保することは容易ではないかもしれませんが、糖尿病発症を予防する上で重要な因子であるようです。良質な睡眠は万病予防にも通じるかもしれません。


