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体重コントロールの極意!?

2015年4月28日|管理栄養士コラム

お茶摂取量増加で善玉コレステロール(HDL)が上昇

 新年度が始まってから1か月が経過し、そろそろ新しい生活にも慣れてきた頃でしょうか。あたたかくなり、薄着となる季節を迎え、冬の間に蓄えた体重が気になっている方もいらっしゃるかもしれません。夜遅い時間の食事や夜食は、健康に良くない(または太りやすい)と言われていますが、1日に同じエネルギー(カロリー)を摂っても、その食べ方(食べるタイミング)によって体重変動に与える影響が異なる可能性が、近年の研究によっても明らかになってまいりました。今回は、「1日に同じエネルギー(カロリー)を摂取しても、夕食をたくさん食べる人に比べ、朝食をたくさん食べる人で大きな減量効果が得られた」ことを報告した研究*についてご紹介します。

 この研究では、93名の肥満女性を対象に、エネルギー摂取の比重を朝食に置く朝食群(朝食700キロカロリー、昼食500キロカロリー、夕食200キロカロリー)と、比重を夕食に置く夕食群(朝食200キロカロリー、500キロカロリー、700キロカロリー)とに分け、体重減少の度合を比べた結果、朝食群は夕食群に比し、体重、腹囲が著しく減少していたことがわかりました(体重:朝食群8.7kg減、夕食群3.6kg減、 腹囲:朝食群8.5cm減、夕食群3.9cm減)。このことから、この研究を行った
Jakubowicz教授らは「1日のエネルギー摂取量が同じでも、朝食に比重を置いた食事パターンにすることは有益で、肥満やメタボリックシンドローム管理の有用な代替策となるのでは」と結論づけています。もちろんこの研究結果から、"一日のどの時点でどれだけ食べるか"といった食べるタイミングという因子は、肥満の誘因の一つではありますが、肥満との因果関係やメカニズムについて言及することはできません。しかし、適切な体重維持と健康管理のためには、適切な栄養量や運動習慣に加えて、"いつ""どれだけ"食べるのか、にも留意する必要があるかもしれません。減量を成功させるか否かはさておき、朝食摂取が一日を通して健やかな心身の活動・行動に重要な役割を果たすことも、忘れてはならない点です。

 (*Obesity (Silver Spring). 2013 Dec;21(12):2504-12)

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